医療法人 好輝会 梶本クリニック

学術報告

2019.06.29
第64回日本透析医学会学術集会
排熱回収型空冷ヒートポンプシステムの使用経験

【目的】
近年、透析医療にて再生エネルギーによる省電力化が進み、有効性が評価されている。排熱回収型空冷ヒートポンプシステム(ダイキアクシス社製)導入による節電節水効果について報告する。

【方法】
空気から熱回収を行うシステムに、末端透析監視装置およびRO装置濃縮水の排水熱を原水昇温に利用する屋外設置全天候型システムの導入前後1年間の施設電気使用量および水道使用量を比較した。また、熱交換器およびヒートポンプ設備の供給熱量と使用電力を集計し、供給熱量分をRO装置の電気ヒーターで加温した場合の電力量試算と比較することにより設備の電力削減効果を評価した。

【結果】
本システム導入前後で電気使用量は42977kWh/年、水道使用量は852㎥/年の減少がみられた。本システムでのエネルギー消費効率(COP)は4.7(電気ヒーターのCOPを1として)で、電力使用量削減率は77.4%であった。

【結論】
排熱回収型空冷ヒートポンプシステムは、節電だけでなく節水にも有用である。

(令和元年6月29日、於:パシフィコ横浜、神奈川県)

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